Home < 文部科学省 平成21年度大学教育・学生支援推進事業【テーマB】

就職活動スケジュール

1.事業の目的

この大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラムは、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、各大学等における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的とします。

2.審査等の概要

平成21年4月17日(金曜日)に各大学・短期大学・高等専門学校あてに公募の通知を行い、5月13日(水曜日)から5月15日(金曜日)の申請期間に各大学等から450件の申請を受け付けた後、「学生支援推進事業委員会(委員長:小出忠孝 愛知学院大学 学院長、独立行政法人日本学生支援機構が事務局を担当)」による取組内容の確認を経て、文部科学省において400件の取組を採択することとなりました。

3.採択内訳

大学の取組 296件
短期大学の取組 84件
高等専門学校の取組 1件
複数学校の取組 19件
400件

就職活動スケジュール

取組概要

卒業生就職情報システムを新たに導入し、本学同窓会組織を介して過去5年間に輩出した1,700名弱の卒業生との相互情報交換をはかる。
さらに卒業生及び企業へのアンケート等により整備分析し、企業・施設情報や卒業生からの就職アドバイス等をより細かく迅速に学部生や教員に配信することで、効率的な進路指導に役立てる。あわせて実践的キャリア教育の実施及び各種講座の開発をもって、学士力を高める。
また、多様化する学生の就職先に応えるべく、企業訪問等で企業とのパイプを太くし、学生が自分に必要な職種の情報を携帯端末などを使用して、迅速に知りうることができるシステムの導入を目指す。このことによって、学生が幅広い選択肢の中から自分にあった職業選択をし、社会人としての素養を身につける。

取組名称

学生個々の特性にあった職業選択を進めるための就職支援

取組期間

平成21年度 〜 23年度(3年間)

取組の趣旨・目的・達成目標

取組の趣旨・目的

卒業生や企業等から寄せられる様々な情報を詳細かつ迅速に分析し学生に即時に配信することにより、学生がより広い選択肢の中から自分に適した職業を選び、その目標に向けた社会人として必要な知識と教養を身につけさせることを目的とするものである。

達成目標

本取組では在学生と卒業生との連携を密にすることを目標として、卒業生の就職後の業務内容や職場状況について調査を行い、在学生にも自分の将来像を意識させやすい卒業生データの検索システムを構築することを目標とする。

取組の具体的内容・実施体制

取組の具体的内容

卒業生からの就職情報を学生に円滑に伝達することを達成するため、卒業生就職情報システムを活用し、自分の就職活動の未来像を把握させることで、必要とされる能力と技術の相違を意識し、学生が自らキャリアアップのための意欲がより一層向上することが図られるものである。

取組の実施体制

事務局組織を中心としたキャリア開発室が主導となり、教務運営組織の同窓会にも本取り組みの対象を広げ、卒業生の就職情報を在学生に提供することにより、大学内での同窓会組織と就職センターが一体となったバックアップ体制が構築できる実施体制となっている。

取組の評価体制・評価方法

取組の評価体制

本取組では就職委員会の中に学生支援推進プログラムの評価委員を選出し、学生からのキャリア開発のための各講座のアンケートを実施し、講座受講後の評価を行うとともに、過年度の学生との就職活動状況の比較から就職支援の達成度を評価する体制を構築する。

達成目標に対する達成度についての指標

この卒業生就職情報システムを行うことによって在校生の就職に係る就職意識について今まで以上に向上させることが可能なことから就職内定率を平成20年度の実績より2%上昇させることを指標とする。

取組の実施計画

実施計画

本取組では、求人情報の早期提供の効果を実証するため大学内での求人情報の迅速なる提供を行うための求人票のメーリングシステムや企業来校・訪問情報をWEB上から携帯端末で確認することにより求人情報の早期配信の達成を目指す。

財政支援期間終了後の展開

卒業生就職情報システムや就職情報メーリングシステムにより在校生への就職支援の手法が試行され、学生に適した就職活動支援のためのキャリア開発講座を開講することにより財政支援終了後も在学生への就職活動支援の手法の取捨選択ができ、今後の就職活動の指導に効果が見込まれる取組である。

平成21年度〜平成23年度の事業取組概要・事業実績報告

自己点検報告書

学生支援推進プログラムの成果

本プログラムの達成目標である(1)高い就職率の維持。(2)学生が幅広い選択肢の中から自分に合った職業を選択すること。(3)様々なキャリア支援を通して企業や施設に対して本学学生の認知を広げることについての成果を評価するため、以下の項目を達成度の評価項目とした。

【達成度評価項目】

(1)高い就職内定率の維持

  • @就職内定率(平成16年度〜平成23年度)
  • A求人者数・求人件数の推移
  • B就職センターへの来訪数と就職相談体制の強化による就職率アップ
  • C卒業生アンケートの活用
  • D企業情報検索システムの活用
  • E携帯電話への就職情報配信の活用(オプトインメール・求人情報・試験情報)

(2)就職支援対策セミナー参加数やアンケート結果とOB・OGの交流会

  • @a.就職支援DVDキャリアセミナーの参加人数
  • b.就職支援ユニキャリアセミナーの参加人数
  • c.就職試験対策模試(職業適性・一般常識・SPI2)の参加人数
  • d.教員採用試験対策講座の参加人数
  • e.E-testing(インターネットによる就職試験対策)の申込件数
  • A就職試験対策講座の参加人数とアンケート結果
  • BOB・OG交流会の実施

(3)様々なキャリア支援を通して企業や施設に対して本学学生の認知を広げる

  • @求人者数・求人件数の推移→上記(1)A求人者数・求人件数の推移と同様
  • A医療福祉求人説明会の参加数とアンケート結果
  • B学内企業就職説明会の参加数とアンケート結果
  • C義肢装具企業就職説明会の参加数とアンケート結果

(1)の高い就職内定率の維持の評価として達成評価項目の1〜6の就職内定率・求人者・件数の推移と就職センター来訪数・就職情報の配信等から評価した。

@就職内定率の推移(平成16年度〜平成23年度)
本学では平成16年度から98%を超える高い就職内定率を維持している。平成21年度の就職率は99.0%、平成22年度は99.3%であった。この高い就職内定率は各雑誌でも記載されており、平成22年7月25日号:「PRESIDENT」プレジデント社では卒業生500名以上の大学で全国2位にランクされた。

また平成23年7月に発刊された『就職に強い大学2012』の中でも本学は、就職決定者数300人以上の255大学掲載中第4位にランキングされた。平成23年度における就職内定率についてもこれまでと同様に推移を示しており、到達目標である就職内定率と同等レベルの高い就職内定率を維持している。

A求人者数・求人件数の推移(平成16年度〜平成23年度)
高度な専門知識と技術を備えた専門職へのニーズが年々高まっている。こうした状況の中、本学で身に付ける確かな知識・技術と高い実践力、そして「連携教育」で培われた幅広い知識と高いコミュニケーション力は、病院等の医療機関や福祉施設をはじめ、あらゆる現場から高い評価を受け、本学への求人数も年々増加している。平成23年度についても前年以上の求人が寄せられている。

B就職センターへの来訪数と就職相談体制の強化による就職率アップ
就職センターへの相談件数は右表のように年間7,000人もの学生が来訪した。特に7月〜10月にかけて約1,000人の来訪があり、個別面談や履歴書添削・模擬面接まであらゆる就職活動のサポートを行った。就職センターでは学生の相談しやすい雰囲気作りや今回の支援プログラムで実施した就職センター主催のセミナー・対策講座の受付も行っているため来訪件数が多くなっており、訪問しやすくなることで、就職相談もしやすい環境になっていることも就職内定率アップの要因となっている。
平成22年度には就職相談体制の強化としてキャリアカウンセラーを数ヶ月雇用したことにより就職内定率の維持につながった 。

C卒業生アンケートの活用
平成21年度〜平成23年度までの間、卒業生に対して毎年2,000通の就職アンケートとして職場での仕事内容や後輩たちに伝えたいことなど生の就職情報を活用して在校生と卒業生との連携を密にした。
年間160通のOB・OGの就職アンケートが回収されており、在学生が企業選択で必要な情報を入手でき、高い就職内定率の維持に大いに役立った。

a.アンケート内容(抜粋)

b.アンケートの回収結果

D企業情報検索システムの活用(企業採用アンケート・企業来校訪問情報)
平成21年度〜平成23年度までの間、卒業生に対して毎年2,000通の就職アンケートとして職場での仕事内容や後輩たちに伝えたいことなど生の就職情報を活用して在校生と卒業生との連携を密にした。
年間160通のOB・OGの就職アンケートが回収されており、在学生が企業選択で必要な情報を入手でき、高い就職内定率の維持に大いに役立った。

企業からの採用アンケートや就職センターへの来校・訪問によって得られた情報を早期に学生に公開するために開発されたシステム。年間約400件の採用アンケートと約250件の企業の来訪・訪問の情報を即時に学生に公開することで、企業の必要とする人物像の情報提供が可能となり、より効率的に就職活動を行うことができた。また、企業とのパイプ作りでも年々情報が蓄積されて、採用情報の収集が容易になった。

E携帯電話を利用した求人情報・試験情報の配信システム

上記のような検索画面で携帯電話から全国どこからでもa.オプトインメールで個人選択した職種・勤務地の求人情報の取得やb.求人情報検索,c.試験情報検索で過去の試験内容が閲覧できることで、アクセス件数が増加したことも就職活動に役立っており、高い就職内定率の維持につながった。

(2)の学生が幅広い選択肢の中から自分に合った職業を選択することについての評価として@a〜eの各種就職支援対策セミナー参加数A就職試験対策講座の参加人数と満足度アンケートの結果 BOB・OG交流会のアンケートから評価した。

@a.就職支援DVDキャリアセミナーの参加人数
就職活動の基本の流れとして今回のプログラムから学生にとって必要と思われる項目のDVDをピックアップして自由参加で行い合計248名の学生が参加し希望者には再度、就職センター内で視聴可能な形態をとり、随時学生が必要な内容のDVDを視聴する結果となり、自由な選択が可能となった。

@b.就職支援ユニキャリアセミナーの参加人数
就職支援ユニキャリアセミナーでは3年生を対象にした就職活動の手法を初期の自己分析から企業研究・マナー・履歴書の書き方・筆記試験対策・面接対策を指導するセミナーである。
使用する教材は株式会社ディスコの「大学生用ユニキャリアマガジン」を使用し、就職センター職員が各分野を分担して担当し学生への指導を行った。
平成21年度から平成23年度までの3年間でのべ1,200名を超える学生が参加し、就職活動のポイントについて学び、学生からは「就職活動の流れがわかって良かった」との意見が多かった。

ユニキャリア

@c.就職試験対策模試(職業適性・一般常識・SPI2)の参加人数
本学では平成23年度から就職試験対策模試として就職活動を直前に控えた3年生を対象に12月と1月の2回実施した。一般常識テスト・SAI職業適性テスト・SPI2適性テストの3種類を実施し、下記の表のように目標人数を超える学生の受験があり、試験結果の返却会時には学生からは、「採用試験の受験準備ができてよかった」「就職試験の難しさがわかった」など概ね好評であった。

@d.教員採用試験対策講座の参加人数
教員希望の学生を対象とした対策講座を年2回春秋に開講し、教員採用試験で必要とされる教養試験・実技・適性・論作文・面接の対策講座を実施した。3年生がメインであるが、中には1・2年生からも教員希望の学生の参加があり、学生の選択の幅が増えた。

@e. E-testing(インターネットによる就職試験対策)の申込件数
年々多様化する就職試験に対応するため今回の支援プログラムでインターネットからの就職試験対策であるE-testingの導入を図り、webテストや筆記試験対策として希望者を募集したところほぼ目標数の学生から申込があり、使用した学生からは「低料金で、さまざまな採用試験の準備に役立った」との感想が多くあった。

A就職試験対策講座の参加人数とアンケート結果
3年生を対象にした就職試験対策として面接対策・SPI対策・論作文・一般常識の対策と公務員試験対策として初級から上級レベルまで自由に選択できる講座が4講座あり個々の自由な選択によって受講できる対策講座を実施した。これらの講座は毎年150名以上の学生が1〜4講座を選択し、自由に受講できるため以下のアンケートからも「良かった」との好評価を得ることができた。

BOB・OGとの交流会の実施
平成22年度に看護学科と健康スポーツ学科のOB・OGを本学に招聘して交流会を実施した。在学生からは「卒業後の仕事内容がわかって良かった」「国家試験に向けての勉強の仕方がわかった」など先輩からの助言をもらい就職活動の準備について多くのことを学ぶことができた交流会となった。

(3)様々なキャリア支援を通して企業や施設に対して本学学生の認知を広げることの評価として達成評価項目の(3)@求人者数・求人件数の推移とA医療福祉求人説明会B学内企業就職説明会C義肢装具企業就職説明会の参加数とアンケート結果から評価した。

@は上記(1)Aの求人者数・求人件数の推移を参照。
A医療福祉施設求人説明会の参加数とアンケート結果
本学では、医療福祉施設への就職を希望する学生を対象に毎年8月に医療福祉施設求人説明会を実施している。全国から医療関係や福祉施設の採用担当者にお越しいただいた。医療福祉施設に就職を希望する学生を中心に4年生が参加し、面談形式で行われる個別ガイダンスでは施設説明や質疑応答などが行われた。平成22年度以降に参加した学生の中から110名以上の内定者がでており、アンケート結果からも学生と企業からは概ね好評な意見が多かった。

B学内企業就職説明会の参加数とアンケート結果
本学では、3年生を対象に、毎年2月に学内に企業採用担当者にお越しいただき、就職説明会を実施している。学生の中には専門分野以外の就職に興味を示す学生も年々増えており営業・販売・事務などの総合職の採用を検討している企業に参加いただき実施した。この説明会では企業担当者と教員との交流も行われ、教員の他職種の理解を深めることにより、学生への就職指導の意識の改善を図ることができた。また毎年30名以上のこの説明会をきっかけとした内定者が出ており、学生・企業からのアンケートも概ね好評であった。

C義肢装具企業就職説明会の参加数とアンケート結果
本学では、平成22年度から10月に義肢装具自立支援学科の学生を対象に説明会を実施している。
この会では参加企業による会社概要等のプレゼンテーションを行ない、その後会場を移した個別ガイダンスで、採用担当者様から各企業の個別説明をしていただいた。
4年生は実際の就職活動として企業の求める人物像を確認でき、3年生は業界全体及び個々の企業の特徴を知り、就職への意欲を高めるとともに、就職活動全体の流れを理解することができる説明会となった。

【総 括】
このたび文部科学省学生支援推進事業に初めて本学のプログラムが採択された。
本学では年々専門職以外に就職を希望する学生が多くなっているため今回のプログラムでは取組名称を「学生個々の特性にあった職業選択をすすめるための就職支援」と題して様々な企業説明会・セミナー・講座・システム導入・研修等を行った。
このプログラムを実施した結果、学生の就職支援活動に大いに有効であり、また就職指導する教職員においても次年度以降の支援につながるプログラムとなった。