お知らせ・イベント情報
卒業生の活躍3
作業療法学科
小泉 亮子(2008年3月卒業)
勤務先:医療法人社団 白美会 白根大通病院
私は、大学時代の実習から白根大通病院にお世話になり,現在は作業療法士として勤務しています。当院は、入院・通所リハビリ・訪問リハビリがあります。現在は、入院業務に携わっており、患者様が穏やかに入院生活を過ごし、円滑に在宅復帰が行えるよう他の専門職と連携しながら患者様の希望に沿ったリハビリや支援ができるよう日々努めています。また、ターミナルケア(終末期の医療・看護)病棟が併設されており、患者様が人生の最後まで自分らしく生活できるようリハビリを通して身体的・精神的ケアを行っています。
Q.今後の目標や将来の夢について教えてください。
当院には長期的に入院されている患者様も多いですが、本来患者様の生活の場は自宅となります。実際に病院ではできていたことが、自宅に戻ってからはできなくなってしまった患者様がいました。退院後の生活をイメージし多職種との連携や環境調整、ご家族へのフォロー、周辺住民への働きかけが行なえ、後遺症があったとしても在宅生活が継続できるような支援や働きかけを行っていければと考えています。また病院業務だけではなく、地域の介護予防事業にも積極的に参加したり、地域住民との交流機会を持つ等要介護や認知症になったとしても慣れ親しんだ場所で暮らせるような地域作りのお手伝いができればと考えています。
言語聴覚学科
永井 朋恵(2013年3月卒業)
勤務先:新潟脳外科病院
言語聴覚士は、「話す」「聴く」「食べる」などの機能に障害を持っている方々にリハビリテーションを行う仕事です。私は現在、回復期病棟で言語聴覚士として働いています。病院では脳の病気によりコミュニケーションに支障をきたしてしまった方(失語症、構音障害)、集中力・記憶力・判断力の低下をきたしてしまった方(高次脳機能障害)、食事がうまく食べられなくなってしまった方(摂食・嚥下障害)を対象にリハビリを行っています。回復期病棟では早期回復、在宅復帰を目的に365日体制でリハビリテーションを行います。今後も、退院後の生活の工夫や自主訓練内容などを指導させていただき、患者様とご家族にとってより良い生活が送れるよう支援していきます。
Q.仕事で大切にしていることは何ですか?
患者様には入院直前まで当たり前に過ごしてきた生活があります。しかし受傷、発症後にはその現状を受け止められなかったり、思うように話せない・動けないなど、もどかしい生活を強いられる方がいらっしゃいます。その中でも、ご自身の尊厳が損なわれないよう、その方に障害が残ってしまっていても、その方らしい満足のいく生活が営めるよう、言語聴覚士として寄り添いたいと思っています。入院前の生活やご趣味、家族構成などの背景を聴取したり、ご本人・ご家族と目標を共有しながら、多職種連携を図り、患者様の生活の質(QOL)の向上を目指しています。
義肢装具自立支援学科
田子 篤史(2011年3月卒業)
勤務先:株式会社はあとふるあたご
私は現在、主に要介護認定を受けている高齢者が必要とする、ベッド・車いす・歩行器・手すりなどの福祉用具の貸与・販売・取付や、トイレ・階段・敷居の住宅改修など住環境を整備する仕事を行っています。また、高齢者だけでなく、障害者(障害児)への福祉用具・支援器具の販売も行っています。
Q.現在の職種・業種を志したきっかけや理由を教えてください。
大学時代の臨床実習で、福祉用具を扱う企業にお世話になりました。義肢装具士に比べると福祉用具専門相談員の歴史は浅く、まだまだ専門性に欠けている印象を受けました。営業力や福祉用具の知識は豊富でも、人体力学や解剖学・様々な疾患に対する知識などは足りていない印象です。新潟医療福祉大学では、むしろその専門性をベースに学び、福祉用具・義肢装具分野に存分に活かすことができます。大学で学んだことを福祉用具分野にも活かせれば、もっと質の高いサービスを対象の方に提供できると思い、福祉用具の職種を選びました。
臨床技術学科
深谷 響己(2016年3月卒業)
勤務先:新潟大学医歯学総合病院
私は現在、新潟大学医歯学総合病院に臨床検査技師として勤務しています。臨床検査技師とは、名前の通り「検査」を行う医療専門職です。検査には、血液検査や尿検査など様々な種類があり、採血業務では、血液に含まれている成分を複数の医療機器を用いて調べます。また、血液や尿の中にどのような細胞が出ているかを顕微鏡で調べています。医師は、これら検査データを参考に、患者様の治療を行うため、私たちの仕事はとても重要なものとなります。検査データからいち早く身体の異常を見つけることができれば、それが患者様の命を救うことに繋がるかもしれません。「人の役に立つ仕事をしたい」という夢や目標を叶えられる仕事だと思います。
Q.仕事のやりがいや魅力を教えてください。
臨床検査技師としてのやりがいは、提供する検査データが患者様の役に立つという点です。私は尿検査を行う部署に勤務しており、尿の中の細胞を顕微鏡で観察することが仕事内容にあります。私がやりがいを感じる瞬間は、悪い細胞が出ているのを見つけられた時です。普通の細胞とは少し違うなと思って医師に検査結果を報告したことがきっかけとなり、精密検査から「ガン」が見つかったということがありました。細胞成分を判別することや良い細胞・悪い細胞を判別することはたくさんの知識が必要となり、勉強が欠かせないという大変さはあります。しかし、このような努力の結果が患者様の役に立った時はとても嬉しく、勉強して良かったと感じました。
健康栄養学科
田中 紫野(2021年3月卒業)
勤務先:社会福祉法人 苗場福祉会 特別養護老人ホームアルシェふるまち
私は老人ホームの管理栄養士として調理業務、献立作成や食材発注、お客様の栄養管理などを行っています。看護師、ケアマネジャーなどの多職種と連携を取りながら、血液検査の結果や、喫食の状況など様々なデータから問題点を上げ、対策や、お客様がより良い食事ができるようサポートしています。
Q.今後の目標や夢を教えてください
私はお客様一人ひとりが満足していただける食事を提供することが目標です。施設のお客様は食事を楽しみにされている方が多いです。「施設だから食べられない」「我慢しなきゃ」ということがないようにお客様に寄り添った献立を提供できるようにしていきたいです。
健康スポーツ学科
棚橋 孝太(2015年3月卒業)
勤務先:株式会社 スポーツニッポン新聞社新潟支局
私は現在、新聞記者として働いています。プロ、アマチュア、学生など、様々なスポーツ選手やチームを取材し記事にします。主な取材現場となるのは、大会や試合会場です。取材では、試合内容だけではなく、大会などで全国的に活躍した選手へのインタビューなどを行い、記事にしています。
Q.現在の職種・業種を志したきっかけや理由を教えてください。
スポーツをすることや見ることが好きだった私は、いつしか将来はそれに関わる仕事がしたいと考えるようになりました。健康スポーツ学科では、その名の通り、スポーツについて幅広い分野で学んだ中、その関わり方についても視野が広がりました。そこで、「取材をして記事を書く」という魅力あるスポーツへの関わり方に気づき、この職種を選びました。
社会福祉学科
瀧川 凌平(2013年3月卒業)
勤務先:社会福祉法人 愛宕福祉会 特別養護老人ホーム 新穂愛宕の園
生活相談員の業務内容はとても幅広く、入居者のQOL向上を図ることはもちろん、その家族との連絡や相談の受付、さらには数百名いらっしゃる待機者の方々の確認や新規入居へ向けての調整を行わなければなりません。主な内容としては、新規入居の契約、各種カンファレンスへの参加、ご家族や関係機関との連絡調整、そのほか、日々の電話対応や施設の苦情受付担当者としての業務があります。私は、大学時代、「介護福祉コース」を選択しました。そのことにより実習の機会が通常より多くあり、教科書だけでは得ることのできない活きた学びを経験をすることができました。また、高齢者福祉分野の知識を深められたことは、社会福祉士国家試験合格の追い風となったと思います。今後は、介護支援専門員の資格を取得したいと考えており、ゆくゆくは施設のすべてを任せてもらえるような人材になりたいです。そのために、まずは目の前のことを一つひとつ確実にこなして成長していきたいです。
Q.就職センターの活用方法について、その他、相談を行ってみて良かったこと、役に立ったことなどを教えてください。
就職ガイダンスでは、実際に人事を担当していた方の話を伺うことができたことが印象に残っています。また、就職試験直前に模擬面接をして評価していただいたことで、自信をもって本番に臨むことができました。
Q.Uターン就職を希望した理由や就職活動で努力したことや苦労したこと、Uターン就職して良かったこと、その他現在の心境などについて教えてください。
「たくさん学んで資格を取り、地元に帰って即戦力として地域社会に貢献する!」ということばかり考えていたので、常に目標を持って行動することの大切さを感じています。自分の仕事が地元の人たちのためになっていると思うと、誇らしい気持ちになります。